みかんのお取り寄せなら森本農園 | 代表あいさつ

はじめまして。森本農園の園主、森本 和真 (もりもと かずま) と申します。当園では、清見オレンジを中心に蔵出しみかん (晩生) や丹生系、ネーブルオレンジ、八朔など、全10種類以上のみかんとオレンジを栽培しています。

当園がある海南市下津町は、有田みかんで有名な有田市のすぐ北部に位置しています。四季を通して温暖な気候と豊かな自然に恵まれたこの土地は、美味しい柑橘類が育つ条件が揃った土地だと言えます。

森本農園は先祖代々150年以上続く、歴史ある農園です。しかし私は当初、家業を継ぐつもりは全くありませんでした。大阪の大学に進学し、そのまま大阪で他の仕事に就いて暮らしていこうと思っていたのです。

ところが、まだ私が大学生だった数年前、園の前園主である祖父に病気が発覚し、その症状が思わしくないことが発覚しました。そこで悩みに悩んだ末、先祖代々続くこの農園をここで終わらせてはいけないという気持ちが強くなり、農家を継ぐ一大決心をいたしました。

祖父に残された時間はあまりないと言われていたため、大学に通いながら農業についても勉強する日々が始まりました。小さいころから傍で見てはいたものの、農業に関しては全くの素人でしたから、学ぶべきことは山積みでした。

祖父からできる限り多くのことを学び、吸収していこうという気持ちで、2年ほど勉強に取り組みました。そんな中、残念ながら2022年の8月に祖父は他界してしまいました。

私が大学を卒業し農業に専念できる状況になりましたので、森本農園の園主として本格的に農業を開始いたしました。これまでは二足の草鞋ということで応援してくださった方もたくさんいらっしゃいましたが、今後そんな甘いことは言っていられません。これからは社会人として、園主として、責任と自覚を持って励んでいかなくてはならないと身の引き締まる思いです。

祖父からはもうこれ以上教わることはできませんが、祖父が残してくれた人脈により、たくさんの方がアドバイスをくださり、試行錯誤しながら農業に励むことができています。

私自身の性格としまして、「周りがこうだから自分もこうだ」という、固定観念や常識の範疇でものごとを片付けてしまうのがあまり好きではありません。確かに農家としての経験は浅いですし、「そんな若いのがみかん農家なんてできる訳がない」などといった否定的なご意見をいただくこともありましたが、そんな私だからこそ、今までにないもの、常識から外れたことにたくさんチャレンジしていくことができるのではないか、と思っております。

常に広い視野を持ち、私にしかできない「新しい農業」というものを追求していきたいと思っております。そのためにはまず、お客様に信頼していただけるように、安定的に質の良い商品を提供し続けることが第一だと思っております。美味しいみかんやオレンジの生産に向けて精進してまいりますので、応援していただけましたら嬉しく思います。これからの森本農園に、ご期待ください！